後者は図書館になかった
入れといてよ。リクエスト出しといた(市民のつとめ的な意味で)。
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- 序章 産む産まない権利とリプロダクティブ・フリーダム
- 1 中絶の権利の諸問題
- 2 リプロダクティブ・フリーダムと中絶の「権利」
- 第一章 井上達夫・加藤秀一の論争
- 1 中絶は権利葛藤問題か
- 2 論争のすれ違いが意味するもの
II 身体を所有する権利をめぐって
- 第二章 所有権としての中絶の「権利」
- 1 身体の自己所有の原則
- 2 所有権による中絶の正当化1――パーソン論における中絶の「権利」
- 3 所有権による中絶の正当化2――ジュディス・トムソン「人工妊娠中絶の擁護」
- 4 所有権に対するフェミニストの異議――「胎児の両義性」の主張
- 第三章 身体的統合の平等としての中絶権――ドゥルシラ・コーネルの試み
- 1 身体的統合の権利と中絶
- 2 コーネルは所有権を乗り越えたか
- 第四章 「身体」の再編
- 1 <対象としての身体>から<私が存在する身体>へ
- 2 胎児と「私の身体」の境界
- 3 <私の身体は私のもの>再考
- 第六章 「ケアの倫理」とリベラリズム批判――キャロル・ギリガンの『もうひとつの声』
- 1 もうひとつの声
- 2 ケアと正義(リベラリズム)をめぐる論争
- 3 ケアの倫理と再生産責任
- 第七章 宗教的自由としての中絶の「権利」――ドゥオーキンの『ライフズ・ドミニオン』をめぐって
- 1 「価値」問題としての中絶
- 2 「宗教的自由」論はプライバシー権批判をのりこえたか
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b26468.html
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はしがき
- 序 章 性別分業論に今何が必要とされているか
- 1 ケアの社会化と変動──家庭から労働市場への性別分業の拡大と再編
- 2 なぜ女性はケア労働をするのか──「物質構造決定論」と「主体選択論」
- 3 近年のジェンダー研究の二つの潮流──「言説」と「資源配分」
- 4 本書の枠組──エージェンシーと性別分業の再生産・変動
- 第一章 性別分業の再生産論の到達点と課題──「能動的実践」とは何か
- 1 ギデンズとブルデューの「構造」と「実践」
- 2 言説による実践の構造化─江原のジェンダー秩序論
- 3 再生産論の乗りこえ──「構造」「実践」「権力」「カテゴリー還元的説明」
- 第二章 性別分業再生産におけるエージェンシー──なぜ女性は家庭に入るのか
- 1 マルクス主義フェミニズムにおける「家父長制」と「唯物論」
- 2 家庭における家父長制──デルフィの家内制生産様式
- 3 労働市場における家父長制──ハートマンの「労働力の支配」
- 4 家父長制概念への批判──性別分業再生産における男性と女性の実践
- 5 家父長制から「ジェンダー」へ──労働市場の性別職域分離
- 6 性別分業を選択する女性の利益──世帯単位の合理的選択
- 第三章 言説に対する批判的解釈実践──なぜ女性はケア責任を重視するのか
- 1 無意識におけるケアの価値──チョドロウの母親業の再生産論
- 2 女性の発達とケアの価値──ギリガンの「ケアの倫理」
- 3 「ケアの倫理」への批判──女性の声の多様性と排除された声
- 4 母親の経験とケアの価値──ケア倫理学における女性の価値
- 5 ケア責任を構成する構造的条件──資源配分と他者の言説実践
- 6 批判的解釈実践と変動の契機
- 第四章 家庭における交渉実践と変動──ケア労働の配分をめぐる交渉と権力
- 1 男女間の「権力」をめぐる理論的対立──経済資源と言説
- 2 権力資源と権力作用の多様性
- 3 交渉実践のバリエーション──育児をめぐる交渉実践1
- 4 交渉実践における意識と利益の変容──育児をめぐる交渉実践2
- 5 介護責任をめぐる「見えない交渉」
- 6 交渉実践による性別分業の変動と構造的限界
- 第五章 女性ケアワーカーの交渉実践
- 第六章 男性ヘルパーの交渉実践と性別職域分離
- 1 女性職における男性ヘルパーの位置
- 2 男性ヘルパーの生存戦略──同化戦略、差異化戦略
- 3 ケアワーカーの交渉実践の変動力と構造的限界
- 終章 性別分業の再生産を超えて
- 1 エージェンシー概念の意義と貢献──構造決定論の乗りこえ
- 2 性別分業の性支配性と解消策──結果の不平等と交渉力の格差
- 3 今後の課題──「女性間の多様性」と「女性間の格差」
- あとがき
http://www.keisoshobo.co.jp/book/b56174.html
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