涜書:ウィンチ『社会科学の理念』

通勤読書。1957年の著作。
「社会の研究は、ア・プリオリな概念分析によるべき」云々、という主張の震源である本書を再読しつつ、あらためまして「社会学における概念分析」について。

社会科学の理念―ウィトゲンシュタイン哲学と社会研究

社会科学の理念―ウィトゲンシュタイン哲学と社会研究

asin:B000J8YBVM
  • 第1章 哲学的基底
    • 1. 目的と戦略
    • 2. 下働きとしての哲学
    • 3. 哲学と科学
    • 4. 言語に対する哲学者の関心
    • 5. 概念に関する研究と経験的研究
    • 6. 哲学における認識論の中枢的役割
    • 7. 認識論と社会の理解
    • 8. 規則──ウィトゲンシュタインの分析──
    • 9. ウィトゲンシュタインに関する誤解
  • 第2章 有意味な行動の本質
  • 第3章 科学としての社会研究
  • 第4章 意識と社会
  • 第5章 概念と行為
    • 1. 社会関係の内在性
    • 2. 論弁的「観念」と非論弁的「観念」
    • 3. 社会科学と歴史
    • 4. 結語