小宮『実践の中のジェンダー』合評会の全体討議の模様を公開しました。

3月3日、35名ほどの方にお集まりいただき、社会学研究互助会の第二回研究会として、小宮友根『実践の中のジェンダー?法システムの社会学的記述』の合評会ををおこないました。

いくつかの事情が重なって 全体討議の時間を一時間ほどしか割くことが出来ませんでしたが、その部分のうち、WEB掲載許諾をとれたものを公開しました:

(2012-03-03)小宮友根『実践の中のジェンダー』合評会 全体討議 (2012-03-03)小宮友根『実践の中のジェンダー』合評会 全体討議 (2012-03-03)小宮友根『実践の中のジェンダー』合評会 全体討議 このエントリーをはてなブックマークに追加

以下の質問に対する著者のリプライが掲載されています。

  • 第1章: 〈因果的に説明される領域〉と〈規範的に理解される領域〉との関係について
  • 第3章: ミクロ-マクロ問題について
  • 第7章: 5・6章と7章の分析作法の違いと両者の関係について
  • 第7章: 〈「個人」というカテゴリーを用いた議論空間の構成〉と〈「被害」の吟味〉との関係について
  • その他: 「ジェンダー」概念が流布した事情について
  • その他: 語「性現象」・「ジェンダー」・「セクシュアリティ」の関係について
一部未解答。公開準備中。


また、評者を務めていただいた加藤秀一さんには、会のあとでブログエントリをひとつ あげていただいています。併せてごらんください:



次回第三回は、6月9日に前田泰樹『心の文法―医療実践の社会学』の合評会をおこないます。
参加者募集告知はほどなく掲載するつもりです。
評者は下記のみなさんにお願いしています:

心の文法―医療実践の社会学

心の文法―医療実践の社会学