社会学研究互助会第4回:マイケル・リンチ(1993→2012)『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』合評会

参加者募集は締めきりました。


非EM者に エスノメソドロジー研究を検討していただくことを趣旨とした 社会学研究互助会の第四回目。

※次回以降に開催を予定している研究会:

今回は、この10月に邦訳が(ようやく)刊行される エスノメソドロジー研究の現代の古典、

を取り上げます。
会場の収容人数は40名です。エントリーはお早めに。

参加者の募集は、邦訳が刊行されてから開始する予定です。
  • 参加者募集を開始します(10/3)。
  • 参加者募集は締めきりました(11/18)。
エスノメソドロジーと科学実践の社会学

エスノメソドロジーと科学実践の社会学

Scientific Practice Ordinary Action

Scientific Practice Ordinary Action

マイケル・リンチ(1993→2012)
エスノメソドロジーと科学実践の社会学』合評会

本書は、

といった様々な側面をもっており、その重要性に鑑みても、今後、上記を含む多様な観点からの継続的な再検討が必要な著作です。今回の合評会では、そのうちの特に (2) (3) に焦点を合わせたいと考え、評者として 伊勢田哲治さんと立石裕二さん をお招きすることにしました。
お二人に提示していただいた評価点・疑問点を踏まえて、翻訳チームのみなさん・会場のみなさんと時間かけたディスカッションが出来れば、と考えています。

参加申込み

※参加希望者は 主催者宛てに 下記4点を記したメールをお送りください。

  • 1)氏名
  • 2)所属と専攻あるいは関心
  • 3)自己紹介
  • 4)懇親会参加希望の有無

※件名を「『エスノメソドロジーと科学実践の社会学』合評会参加希望」と記してください。

評者紹介

伊勢田 哲治 (京都大学文学研究科教員/科学哲学、倫理学

科学哲学と倫理学の幅広い話題について関心を持ち、研究しています。社会認識論の関心のひとつとして、一つの分野の中でさまざまな方法論、形而上学、学問観などが共存することの認識論的な意義を研究テーマとしており、そうした観点から社会科学の基礎論にも関心を持っています。

立石 裕二 (関西学院大学社会学部教員、科学技術の社会学環境社会学科学技術社会論

科学技術社会学のアプローチから、環境問題における科学・技術と社会の関係(とりわけ社会的意思決定において専門家が果たすべき/果たすべきでない役割)を考えることが研究テーマです。これまで、長良川河口堰問題、イタイイタイ病シックハウス化学物質過敏症地球温暖化などを事例として取り上げてきました。環境問題の原因究明を科学の自律性(学術的関心)に委ねることの功罪、費用便益分析やリスク評価といった「客観的」手法を用いることの功罪に注目して研究を進めています。