タミソン6:吉田民人(1998)「ライフスタイルと資源の諸類型」

http://socio-logic.jp/pr/YoshidaTamito/

  • 吉田民人(1998)「ライフスタイルと資源の諸類型−物的生物的資源志向の幸福観から情報的資源志向の幸福観へ」 『学術の動向』3(10)
    http://ci.nii.ac.jp/naid/130001495501
  • 吉田民人(1998)「大文字の第2次科学革命─〈物質エネルギ−と法則〉から〈情報とプログラム〉へ」 『学術の動向』 3(11)
    http://ci.nii.ac.jp/naid/130001495516

佐伯 胖(2015)

佐伯先生が描く 脱・行動科学の歴史。

  • スキナーのオペラント条件づけを受けた「学習」の行動主義的定義:外界の刺激に対する生体の反応の連合形成(条件付け)
  • スキナーのオペラント条件づけを学校教育に応用したのが「プログラム学習 programmed learning」だよ。
  • 1954 スキナー、ティーチングマシン
  • 人間をオペラント条件づけによって変容させようというのが「行動分析学」だよ。最近では「ソーシャル・スキル・トレーニング」とも呼ばれるよ。
  • 脱・行動主義の動きいろいろ
    • 「ヒトは、誰かに「教えられる」ときには、自ら「考えるスイッチ」を切るという傾向が生得的に備わっている。」
  • 認知科学誕生の年、1956年
    • Bruner, Goodnow & Austin:人が問題解決のために「頭の中で仮説を立てている」ことを多数の実験データをもとに示した。ISBN:B000JA224I ISBN:4181037134
    • Miller:ワーキングメモリ、チャンク。
    • Newell & Simon:定理を証明する計算機プログラム「Logic Theorist」の開発。
    • Chomsky:スキナーの学習理論では人間の言語行動は説明できないことをオートマトン理論をもとに数学的に証明した。
  • これらのインパクトを受けて、「スタンフォード大学の高等行動科学研究センター…に領域の異なる3人の専門家──記憶心理学者のMiller、コミュニケーション心理学者のGalanter、そして脳科学者のPribram──が1年間、共同生活をして討議を重ねて、行動主義に代わる新しい心理学の中心となるべき鍵概念──「刺激に対する反応」に代わる分析単位──を探るという試み」が。
    • 「到達した結論は、それらすべてが人間の知的行動の基本として「プラン」が存在しているということであった。彼らの研究をまとめたのが『プランと行動の構造』である。」 ISBN:4414402301 ISBN:B000J88M6C
  • 1967 Neisser『認知心理学ISBN:4414302404 ISBN:B000J7ZNBA
    • ナイサーは、こうした反・行動主義運動の基本理念を、constractive という言葉で表現したよ。これは「意味のまとまりを作り出す」ということだよ。
  • 1970 学術誌「認知心理学」創刊
  • 1972 Winograd「自然言語を理解するコンピュータ」
  • 1975 Bobrow & Collins『表現と理解──認知科学研究』 ISBN:B000J8MDYY ISBN:4764900475
  • 1976 学術誌「認知科学」創刊
  • 1983 日本認知科学会設立
学習について
  • のちに まとめて「学習科学」と呼ばれるようになったもの:
    • 1978 Brown & Burton「計算間違い」論文 Diagnostic models for procedural bugs in basic mathematcal skills.
    • 1982 diSessa 「Unlearning Aristotelian physics」論文
  • こういうのとは別に人類学からのインパクトもあったよ。