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メモ
2. キリスト教科学
3. 調和思想
- 19世紀アメリカの民間療法
①メスメリズム
②キリスト教生理学運動
③トムソン薬草思想:1820年代
④ホメオパシー
⑤水治療法
⑥整骨療法
⑦カイロプラクティック:1895年 - シドニー・オールストロームの「調和的宗教」
- ・教会に根ざさず、神学を持たず
・霊的な平静さ・身体の健康・経済的繁栄は、人間と宇宙の交流によるものと理解する信仰形態 - ・カルヴィニズムの書き換え:宗教的罪→無知による過失(=調和の喪失)
・調和の回復=罪からの解放
- ・教会に根ざさず、神学を持たず
- フランツ・メスメル:スイス人の医師。1774年に動物磁気(animal magnetism)という物理的流体を発見したと考えた。
- 6 クインビーの病因論と治療論
- 病気は実在しない。病気なのだという思い込みの中に存在する。
- 治療とは、この思い込みを解除すること。
- したがって治療力は患者の医師・霊媒にたいする信頼のうちに生じる
- 治療は心によって媒介される。
- 心とは霊的物質である。
- ホメオパシーの原理
5. 治療技法の変容と「手の使用」概念
- メスメルにおける動物磁気は物質。クインビーにおける鍵観念は「霊的物質」。エディにおいては「心Mind(mortal Mind / divine Mind)」。
- メスメリスムの影響は、こうした「流体」が物質性を失う方向への展開とは別に、「流体」の物質性が強まるとともに身体のうちに限定されていく方向への展開もあった。(例:カイロプラクティック)
文献
- 生駒孝彰(1981)『アメリカ生れのキリスト教:モルモン教 エホバの証人 キリスト教科学・過去と現況』旺史社 ASIN:B000J7VUKS
- 生駒孝彰(1999)『インターネットの中の神々―21世紀の宗教空間 (平凡社新書)』平凡社新書
- Robert Peel, Spiritual Healing in a Scientific Age, Harper & Row, 1987. ASIN:0060664851