ISBN:4535577099 ISBN:3170016342
所有観念の経済コードへの変化に法はどう対応したか・すべきか、というのが本章の主題。
この場合の「社会への関連性」とは、「所有が経済のコードである」というそのこと。
段落数 | トピック | |
0 | 02 | |
1 | 06 | 「象徴的に一般化したコミュニケーション・メディア」論の導入 |
2 | 02 | |
3 | 10 | 法における所有図式の抽象化 |
4 | 05 | 経済における所有コードの機能 |
5 | 03 | 二分コードと機能システムの分出 |
6 | 04 | |
7 | 09 | 組織における所有と支配の分離:法解釈学の社会への関連性 |
1-5 本章の論点
- 「所有」が経済的コミュニケーションの二項コードであることを法が考慮に入れるとき、「所有権」は社会に適合した法概念モデルになる。──この章では、このテーゼにつき 三点に渡って論じる:
- [A] 所有コードの機能、所有コードと法解釈学
- [B] 必要な抽象化遂行(〈占有/所有〉など)
- [C] 社会と組織の関係