ヴリクト『説明と理解』第二章「因果性と因果的説明」

再訪。本日は第二章をもうちょっと丁寧に読みますよ。
1971年出版。アンスコムの『インテンション―実践知の考察』は1957年刊。けっこう間があいてますね。

説明と理解 (1984年)

説明と理解 (1984年)

Explanation and Understanding (Cornell Classics in Philosophy)

Explanation and Understanding (Cornell Classics in Philosophy)

原著も買っておこうかな...


■2章の結論を確認。

[p.105-106]

  • 大意: 「因果論」と「人間の自由」は矛盾しないよ。それどころか、「出来事の関係を因果的に把握する」こと──には反実仮想が含まれているのであって、そ──のためには「自由」は必須の前提だよ。


■目次

第二章 因果性と因果的説明

  1. 因果関係
  2. 条件
  3. 時間と因果関係
  4. 世界のモデル
  5. 因果分析
  6. 因果的説明
  7. 閉じた系
  8. 基本行為
  9. 行為と因果関係
  10. 因果関係の非対称性

邦訳の目次はえらく縮約してあるね。


※メモ

基礎行為(basic action)

[p.86-87]

因果関係と反実仮想

[p.]