STS Network Japan 関西定例研究会>『概念分析の社会学』合評会

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1/10 のイベントid:contractio:20100110)に引っ掛けた関西オフのお知らせをば。

STS Network Japan 関西定例研究会 『概念分析の社会学―社会的経験と人間の科学』合評会のご案内

詳細および最新情報は、STS network Japan のブログにて:

 このたびSTS Network Japanでは、関西定例研究会の一環として、『概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学』(酒井泰斗・浦野 茂・前田泰樹・中村和生 編, ナカニシヤ出版)の合評会を行います。
 同書は、エスノメソドロジーの立場から、生物学的人種や遺伝学的知識、ポルノグラフィ、化粧などの多様なトピックに、「概念分析」をキーワードにアプローチした論文集です。科学技術にかかわる問題群に、従来のSTS研究にないアプローチで分析を行う、大変、刺激的な著作です。
 今回、同書の編著者から5名をお招きし、同書の合評会を行うことになりました。同書をご入手のうえ、ぜひふるってご参加ください。
(参加登録不要、参加費不要。どなたでもご参加いただけます。当日、直接、会場にお越しください。)

同書の目次は下記の通りです。詳しくは、WEBサイト をご覧ください。
なお、当日は、★の執筆者にご参加いただく予定です。

  • はじめに(浦野茂★)
  • 第1章 類型から集団へ ──人種をめぐる社会と科学──(浦野茂★)
  • 第2章 遺伝学的知識と病いの語り ──知識と経験をめぐるメンバーシップ・カテゴリー化──(前田泰樹★)
  • 第3章 医療者の〈専門性〉と患者の〈経験〉(安藤太郎)
  • 第4章 触法精神障害者の「責任」と「裁判を受ける権利」 ──裁判と処罰を望むのはだれなのか──(喜多加実代)
  • 第5章 「被害」の経験と「自由」の概念のレリヴァンス(小宮友根★)
  • 第6章 化粧と性別 ──〈素肌〉を見るやり方──(上谷香陽)
  • 第7章 優生学の作動形式 ──永井潜の言説について──(石井幸夫)
  • 第8章 科学社会学における「社会」概念の変遷(中村和生★)
  • おわりに(酒井泰斗★)

なお、本合評会の最新情報については、STS network Japanのブログをご覧ください。

問い合わせ先:
STS Network Japan
e-mail : office[at]stsnj.org
website : http://stsnj.org/

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学