ローレンス・スターン(1768)『センチメンタル・ジャーニー』

セジウィック(1985)『男同士の絆―イギリス文学とホモソーシャルな欲望―』の参照文献
https://contractio.hateblo.jp/entry/20110527/p1



小林亨訳

  1. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615429
  2. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615443
  3. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615456
  4. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615470
  5. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615487
  6. https://ci.nii.ac.jp/naid/120006615499

訳者あとがき「A Sentimental Journey の成立と特質:あとがきに代えて」

 副題「フランスとイタリーを巡る•••…」とあるように,作品の最初の意図ではイタリーヘの言及も含めて全四巻で完結する予定であった。しかし作者の健康上の理由でフランスを旅する一,二巻で一応完結し, 1768年2月末日に出版された。その後ーケ月を経ずして作者が死亡してしまったので,未完の作品とも見ることも出来る。しかし作者自身,出版の前年執筆中にすでに死期の迫りつつあるのを感じ取っていたので,作者としてはこの二巻を以てJour加Y の脱稿を意識していたであろう。二巻最後の尻切れトンボの文章は,ただ, Sterne の Shandeism の常套手段に過ぎないように思われる。

参考