いただきもの:ハッキング(1982=2012)「生権力と印刷された数字の雪崩」

ありがとうございます。
1982年というと、「人々をつくりあげる」(1986)の ちょっと前、ビーレフェルトの共同研究が始まったくらいの時期ですね。

  • イアン・ハッキング(1982=2012)
    「生権力と印刷された数字の雪崩」
    岡澤康浩 訳
    • Hacking, I. (1982). Biopower and the avalanche of printed numbers.
思想 2012年 05月号 [雑誌]

思想 2012年 05月号 [雑誌]

訳者解説:

…この論文は いまだ実現されていない研究の指針を示し、同時にハッキングの歴史記述を支える論理を示している点で、今日でも重要である。言葉が置かれた文の編成の中に遡って当時の概念を分析するハッキングは、概念の使用の現場に向かう中で見つけた細かな事実に熱狂する。哲学者が議会資料や新聞・雑誌といった歴史資料を手に取るとき、その仕事は社会学者のものに近接する。そうして資料をもとに展開される具体的な分析の中で、社会学者はハッキングと出会うのだ。特定のトピックにこだわり、事実を愛する、概念分析の哲学者と。 [79-80]

ここまで書いたら、ついでに
  • そこで『概念分析の社会学』ですよ。
まで書いて欲しかったけど、まぁその義理はないわね。
てか、書いたらやりすぎだわね。
概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学

概念分析の社会学 ─ 社会的経験と人間の科学