十九世紀ドイツ文学研究会編(1988)『ドイツ近代小説の展開』

目次見ると ぜんぜん足並み揃ってない感がすごい。


  • 序論

I ロマン派からビーダーマイアー期まで

  • E・T・A・ホフマン『牝猫ムルの人生観』
  • メーリケの『画家ノルテン』
  • 歴史意識と語り手の役割──ヴィリバルト・アレクシスの「祖国小説」に寄せて
  • インマーマンの『ミュンヒハウゼン』
  • シュティフター『晩夏』──宝石の書

II 写実主義から世紀末まで

  • フライタークの『貸方と借方』(鈴木敏夫
  • シュピーゲルハーゲンの『大津波』(山戸照靖)
  • ケラーの『マルティーン・ザーランダー』──語りの構造に留意した解釈の試み(杉本正哉)
  • ラーベの『フォールゲルザングの記録』(平田達治)
  • ‪フォンターネの『シュテヒリン湖』(立川洋三)‬
  • トーマス・マンの『ブッデンブローク家の人々』(片山良展)‬

III 現実との出会い

  • ハイネと故郷‪(木庭 宏)‬
  • ヘッベルと48年革命(佐藤正樹)
  • シュティフターと1848年──歴史小説構想の経緯(松村國隆)
  • シュトルムと故郷(松井 勲)
  • フォンターネの『迷い、もつれ』における社会性(小菅善一)
  • ラーベの『シュトップフクーヘン』に現れたフモール(竹内康夫)

IV 都市と文学

  • ふたつのベルリーン物語──E・T・A・ホフマンにおける都会の描写と「語りの原理」(光野正幸)
  • ビーダーマイヤー期のウィーン(前田彰一
  • ケラーとチューリヒ
  • クレッツァーのベルリン小説──リアリズムから自然主義

V 抒情詩における風景描写

  • あとがき

こういうのも出してるそうです。