アンリ・ベルクソン(1907→1966)『創造的進化』

  • 序論
  • 第一章 生命の進化について──機械論と目的論 017
    • 持続一般について 017
    • 無機物 025
    • 有機体 030
    • 老化と個体 036
    • 生物進化論とその解釈について 041
    • 徹底的な機械論、生物学と物理-科学 043
    • 徹底的な目的論 056
    • 生物学と哲学 063
    • 基準の探求 074
    • 或る特殊例に関する生物進化論の検討 082
    • ダーウィンと微小な変異 084
    • ド・フリースと突然変異 087
    • アイマーと定向進化 091
    • 新ラマルク主義と獲得形質の遺伝 098
    • 論議の成果 106
    • 生命の躍動 109
  • 第二章 生命進化の分岐した諸方向──麻痺状態、知性、本能
    • 進化過程の一般的観念 121
    • 成長 122
    • 分岐した相互補足的な傾向 123
    • 進歩と適応の意義 125
    • 動物と植物との関係 130
    • 動物的生命の図式 144
    • 動物性の発展 151
    • 生命進化の主要な方向 麻痺状態、知性、本能 159
    • 知性の原初的機能 177
    • 本能の本性 192
    • 生命と意識 203
    • 自然における人間の位置 210

  • 第三章 生命の意義について──自然と秩序と知性の形成 214
    • 1. 生命の問題と認識の問題との関係 214
    • 2. 哲学的方法 215
    • 3. この方法の循環論は見かけだけのものである 220
    • 4. 逆の方法は本ものの循環論である 223
    • 5. 物質と知性との同時発生の可能性について 229
    • 6. 物質に内属する幾何学 238
    • 7. 知性の本質的機能 241
    • 8. 幾何学帰納 244
    • 9. 物理法則 248
    • 10. 無秩序という観念の分析にもとづく認識論の素描 250
    • 11. 相反する二つの秩序形式 253
    • 12. 類の問題と法則の問題 258
    • 13. 無秩序と二つの秩序 266
    • 14. 創造と進化 270
    • 15. 物質的世界 272
    • 16. 生命の起原とその運命について 279
    • 17. 生命過程と進化運動における本質的なものと偶然的なもの 285
    • 18. 人間性 298
    • 19. 身体の生活と精神の生活 303
  • 第四章 思考の映画的メカニズムと機械論的錯覚 諸体系の歴史への一瞥──真の生成と偽りの進化論
    • 1. 無の観念と不変性の観念との分析にもとづく諸体系の批判の素描 307
    • 2. 存在と無 310
    • 3. 生成と形態 338
    • 4. ゼノンの論証 348
    • 5. 形相の哲学と、生成についてのその考えかた プラトンアリストテレス 355
    • 6. 知性の自然的な傾き 366
    • 7. 近代科学における生成 370
    • 8. 時間に関する二つの観点 379
    • 9. 近代科学の形面上学 387
    • 10. デカルトスピノザライプニッツ 389
    • 11. カントの批判哲学 400
    • 12. スベンサーの進化論 408

引用

序論

  • 第一章:機械論と目的論という2つの既製服を進化の過程に着せてみるとどちらも合わないことがわかるが、一方は他方よりもましであることがわかる。
  • 第二章:生命がたどってきた進化の線を再構成し、知性をその発生原因のうちに置き戻す。
  • 第三章:知性の発生原因を把握し、その運動を追求する。
  • 第四章:悟性そのものも、或る種の訓練を経るならば、悟性を超える哲学を準備することができることを示す。

第一章 生命の進化について──進化論と目的性

第二章 生命進化の分岐した諸方向──麻痺状態、知性、本能

第三章 生命の意義について──自然と秩序と知性の形成

第四章 思考の映画的メカニズムと機械論的錯覚 諸体系の歴史への一瞥──真の生成と偽りの進化論

文献