いただきもの:伊東俊彦(2010)「社会を〈閉じる〉力・〈開く力〉:ベルクソンの『道徳と宗教の二源泉』における社会論」

  • はじめに
  • 第1章   『二源泉』における社会的力の主題化とその意味
  • 第2章   「静的宗教」と社会を「閉じる」力
    • 第1節 社会の「超越性」への問い―デュルケーム宗教社会学批判―
    • 第2節 安寧をもたらす力としての「仮構機能」
      • 出来事に「人間的意味」を付与する働きとしての「仮構」
      • 「語ること」の効果①―『意識の直接与件についての試論』の場合―
      • 「語ること」の効果②―ピエール・ジャネ『不安から脱我へ』の場合―
    • 第3節 社会を「閉じる」力としての「仮構機能」―「呪術」論を通じて―
      • 「呪術」と「科学」―フレイザーの「呪術」論―
      • 「呪術」と「宗教」―フランス社会学派の「呪術論」―
      • ベルクソンにおける「呪術」論から見える「仮構機能」の意味
  • 第3章  社会を「開く」力
    • 第1節 問題設定
      • 個人である限りの個人は社会を「開く」か?
      • 「開いた」社会は社会から対立を取り去るか?
    • 第2節 社会を「開く」ことの意味
      • 社会における創造性の場所―ジョルジュ・ソレルとベルクソン
      • 社会を組織する力に抗する「開く」力
    • 第3節 特権的個人と社会を「開く」力
      • 「神秘経験」の真正さの基準
      • 感情の経験としての「神秘経験」
      • 対象を創造する感情としての「愛」
  • 結論