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八章「進化」V 知識のエコロジー

八章「進化」IV 安定化

選択と安定化の分化 p.631-632 よく発達した科学の専門分野では、さまざまな出版形態が用意されることによって、この選択と安定化の差異は 出版物というメディアのなかに複写される。選択は、研究論文、学会報告論文、雑誌論文の形態をとって成功する。だが…

八章「進化」III 選択

出版。プログラム(理論と方法)。「プロジェクト」。p.620 変異は、選択にさらされるためには、出版されなければならない。 p.622 進化的選択は、古い知識あるいは新しい知識に真ないし非真という象徴が貼り付けられることによって遂行される。 変異と選択…

八章「進化」II 変異

p.615-、 生物学的な進化論が、適当な偶然の変異が規則的に頻発することを説明するのに、突然変異だけでは間に合わず、さらに両性生殖にも訴えるように、社会文化的進化の一般理論も知識進化の固有理論も、形態生成のために必要な偶然が頻発し、いわば事前に…

八章「進化」I 基礎概念の確認と進化論-システム論のコンタクトポイントの概観

(n)は段落番号。 (01) 特にポパーとクーン以来、「科学的知識の基礎づけ」から「科学的知識の成長や構造変動」への関心の移行がみられるよ。でも、認識論にも歴史的意味論にも対応できるような理論はまだ登場していないよ。 (02) 19世紀末の進化論的認識論の…

isbn:4588009281 [09] I 目論見: 社会理論的な問いと認識論的な問いの循環的結合 [07] II 権威、テクノクラシー、テクノロジー [09] III ★本論。Funktion/Leistung/Reflexion: 利用者が構成する科学知識、科学政策、基礎研究/応用研究、学際研究、技術…

ルーマン『社会の科学』第十章「科学の近代性」

isbn:4588009281 [09] I [05] II [04] III

ニクラス・ルーマン(1988→1991)『社会の経済』

社会の経済作者: ニクラスルーマン,春日淳一出版社/メーカー: 文眞堂発売日: 1991/09/20メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (29件) を見る 第1章 32 価格 第2章 51 オートポイエティック・システムとしての社会の経済 第3章 44 経済システ…

第1章「価格」

『社会の経済』 I 19 サイバネティクスの文献では、自己記述の代わりに「モデル」という概念を用いるが、この概念は自己準拠的指向の準拠点がもつ静態的成分を強調しすぎるので、われわれは採用しない。 [28] 価格:貨幣支払いを予期可能なものにする形式

第2章「オートポイエティック・システムとしての社会の経済」

『社会の経済』 I [35] 古典的経済理論が考察したのは 財の量不変の原則が当てはまらない状況。だから、労働という要素に基底的な意義を認めた。 [48] 「欲求」は、すべての人が経済に包摂されている状況を特徴付けるゼマンティクである。階層社会では欲求を…

第3章「経済システムの内的環境としての市場」

『社会の経済』 I 市場の規定 本書では「市場はシステムである」という規定も、「市場は経済システムの下位システムである」という規定も採用しません。 II 市場は内部環境である [87] 本書では市場を「内部環境」だと規定します。 III 生存維持経済 [89] 本…

第4章「経済システムにおける二重循環運動」

『社会の経済』 I 問い [130] 問い いかなる内的構造が、自己準拠的閉鎖性とそれに結び付いた逐一依存の放棄とを埋め合わせるのに用いられるのか? これら閉鎖性や逐一依存の放棄にもかかわらずシステムが十分ないわば盲目の感受性を身に着けるという状況を…

第5章「資本と労働―区別の問題」

『社会の経済』 I [151] 〈資本/労働〉は、「一方にとっての問題解決が、他方にとっての問題である」という関係にあります。 問題が解決されればされるほど問題が生じる関係です。 [152] たとえば〈社会主義/資本主義〉のどちらが優れているかといった議論…

第6章「稀少性」

『社会の経済』 偶発性定式としての稀少性 コミュニケーション・メディアとしての「所有」 所有による稀少性処理と貨幣による稀少性処理の差異について 頁数 主題 要約 I 06 稀少性の規定:自己言及性とパラドクス 後に続く占取の可能性を制約するという条件…

第7章「コミュニケーション・メディアとしての貨幣―象徴的一般化と悪魔的一般化」

ISBN:4830940395 I パーソンズ理論からの変更点 II 貨幣における普遍主義と特殊主義 III 二元コードの二元性の意味 IV コードとプログラム。プログラムの二つの類型(外部参照型と自己参照型) V VI VII VIII IX X XI

第8章「意思決定行動の社会学的局面」

『社会の経済』

第9章「メディアと組織」

『社会の経済』

第10章「制御の限界」

『社会の経済』