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XII 「体験への還元」がもたらす科学における機能特定的包摂の特殊性:

この節に出てくるネタ──同僚的平等性(科学者共同体)、(間)主体性と理性のゼマンティク、名声によるサブコード化──って、みんな「体験への関連性」の話なのか? だとしたらけっこうおおごとだなぁ。他の著作ではこういう議論運びをしてるところ、あまり記…

XI 科学のある社会: 自己代替秩序 - と - 科学に対する異議申立て

X 時間的に制約された秩序と組織

p.310 例: 「始まりは規定されているが終わりは決まっていない形態」(法における法律、経済における価格) 「始まりと終わりの規定によって期間が設定される形態」(教育における時間割、政治における「任期」) 科学における「プロジェクト」、「特定研究…

IX リフレクシヴィティ(=過程的自己言及)

研究についての研究

VIII 科学の進化

「自然科学/精神科学」

VII 二次の観察

「研究者の共同体」「研究者の平等」 「研究における規範」 p.297 構造機能主義的科学社会学へのコメント。

VI (まとめ)

V 作動の自己言及的自己閉鎖性

p.279 〈作動/構造〉 p.283 真理のコミュニケーションのための特別なシステムが閉鎖しているための条件は、あらゆるここの作動とシステムのコードの関係にのみ、見てとれる。 それは、あらゆる命題のなかに「真」ないし「非真」という語がでてこなければな…

IV 予備考察: カントによる科学の制限と限界 - と - その脱人間化

III 自律性

p.269「真理が問題になるのなら、 どのような条件のもとで当該の命題は非真であるかと問さえすればよい──それでもう科学システムのコミュニケーションが生まれるのである。真ないし非真の標識をつけられ、それによって今後の利用可能性をあらかじめ決められ…

II システム要素の回帰的産出

I 

p.249 実在に関する区別: 〈観察という作動に依存した/観察という作動から独立した〉

isbn:4588009273 本の中に本が書かれているかのような見出しの配置。 [04] I [13] II システム要素の回帰的産出: [09] III 自律性: [02] IV 予備考察: カントによる科学の制限と限界 - と - その脱人間化 [07] V 作動の自己言及的自己閉鎖性: [08] VI (…

第六章 XII 発見と正当化

第六章 XI 専門性: 分化

第六章 X 出版: 冗長性/多様性

第六章 IX 検証可能性

第六章 VIII 方法

第六章 VII 理論

第六章 VI 理論と方法: プログラム

第六章 V メディアと形式: メディア

第六章 IV 限定性: 偶発性定式

うわーーーーーーー なんかおかしいとおもったら 「bestimmbar / unbestimmbar」を「特定された/特定されていない」って訳してるよ!!!! [p.458] 「規定可能」って訳そうよ!!

第六章 III 概念と予期構造

『社会の経済』p.28: 「価格」というのは「貨幣支払いを予期可能にする形式」と言われているが、この規定を介して、法形式や認識の形式(〜概念)との比較が可能だ、云々。 『社会の経済』p.6 価格という概念は、 …、交換関係において実際になされた貨幣支…

第六章 II 〈システム/環境〉区別の導入: 包摂的区別と排除的区別

第六章 I 複雑性: 科学論における〈基礎づけ/成長〉論争から

[04] 複雑性: 「基礎付けの困難」と「成長の指標」がセットになったもの。 [07] p.430 科学システムの重要な装備は、複雑性の構築を蓋然性の高いものにするとともに加速するように準備されている。その装備に当たるのは、 テーマ選択と意見発表の個人的自由…

ルーマン(1990)『社会の科学』第6章「正当な縮減」見出し

isbn:4588009281 章のタイトル「正当な縮減」とは、プログラムのことを指す模様。 I 科学論における〈基礎づけ/成長〉論争から: 複雑性 II 〈システム/環境〉区別の導入: 包摂的区別と排除的区別 III 概念と予期構造 IV 限定性: 偶発性定式 V 定量性: …

ルーマン『社会の科学』第七章「反省」

『社会の科学〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)』 様々な領域で反省は生じうる。しかし科学における反省には特殊なところがある。しかも他の領域に対する優先性もある。 それはどういうことか。 [04] I [08] II 諸領域において、17世紀〜19世紀のたった200年の間…

八章「進化」VIII 進化のゼマンティク

p.650 … 真理論は、進化論の文脈のなかで読みなおせば、そのつどただ一つの進化メカニズムを それだけが問題であるかのように 表現しているに過ぎない。 真理は最終的に知覚の報告(プロトコル命題)の解釈に還元できるという「論理実証主義」の考え方は、変…

八章「進化」VII 全体社会と科学の共進化

八章「進化」VI 文字と印刷

「プロジェクト」 pp.645-646 科学に固有のテクスト生産については、これまでほとんど顧みられてこなかったもう一つの印刷の副次効果が重要である。それは、書物や論文の出版という目的を持った、プロジェクト形式による研究の区切りの可能性、複雑で完了で…