第六章 III 概念と予期構造

  • 社会の経済』p.28: 「価格」というのは「貨幣支払いを予期可能にする形式」と言われているが、この規定を介して、法形式や認識の形式(〜概念)との比較が可能だ、云々。

社会の経済』p.6

価格という概念は、

…、交換関係において実際になされた貨幣支払い(支払われた金額)ではなく

予期される貨幣支払い──くわしくいえば、希少な材の占取に対する反対給付として予期されるべき貨幣支払い──に関する情報を表している。

希少性(という偶発性定式)の問題に変換された限りでの、経済システムによって把握され・処理可能な環境複雑性。