これもまた「ニューソート」の基本書のひとつ。
- William James, The Varieties Of Religious Experience: A Study In Human Nature, 1902.
- 原文:The varieties of religious experience; a study in human nature. Being the Gifford lectures on natural religion delivered at Edinburgh in 1901-1902 : James, William, 1842-1910 : Free Download, Borrow, and Streaming : Internet Archive
- Audio : https://archive.org/details/religious_experience_1008_librivox
- The Varieties of Religious Experience - Wikipedia
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第二〇講 結論
私たちの見いだした宗教的生活の特徴を、できるだけ大ざっぱに総括してみると、それは次のような信念を含んでいる。──
- 一、目に見える世界は、より霊的な宇宙の部分であって、この宇宙から世界はその主要な意義を得る。
- 二、このより高い宇宙との合一あるいは調和的関係が、私たちの真の目的である。
- 三、祈り、あるいは、より高い宇宙の霊──それが「神」であろうと「法則」であろうと──との内的な交わりは、現実的に業の行なわれる方法であり、それによって霊的エネルギーが現象の世界のなかへ流れ込み、現象世界に心理的あるいは物質的な効果が生み出される。
宗教はまた次のような心理学的な特徴をも含んでいる。──- 四、或る新しい刺激が、何か贈り物のように、生活に付加され、それが叙情的な感激か、それとも真剣さおよび英雄主義への訴えかのいずれかの形をとる。
- 五、安全だという確信、平安の気持が生じ、他者との関係において、愛情が優れて力強くなってくる。