宗教学

総特集:大澤絢子

光栄にも合評会評者にご指名いただきましたので しばらくインテンシヴ・リーディングモードに入ります。「修養」の日本近代: 自分磨きの150年をたどる (NHKブックス 1274)作者:大澤 絢子NHK出版Amazon 大澤絢子(2014)「大正期親鸞文学における「人間親鸞」…

大澤絢子(2019)『親鸞「六つの顔」はなぜ生まれたのか』

親鸞「六つの顔」はなぜ生まれたのか (筑摩選書)作者:絢子, 大澤筑摩書房Amazon筑摩書房 親鸞「六つの顔」はなぜ生まれたのか / 大澤 絢子 著 序 章 あふれだす親鸞 第1章 「宗祖親鸞」の起源 第2章 「宗祖親鸞」の決定版とは? 第3章 「妻帯した僧・親鸞…

大澤絢子(2022)『「修養」の日本近代:自分磨きの150年をたどる』

「修養」の日本近代: 自分磨きの150年をたどる (NHKブックス 1274)作者:大澤 絢子NHK出版AmazonNHKブックス No.1274 「修養」の日本近代 自分磨きの150年をたどる | NHK出版 序 章 「自分磨き」の志向 第一章 修養のはじまりと宗教 一 語り出される修…

大澤絢子(2022)『「修養」の日本近代』書評集

2022.10.01 日経新聞 竹内洋 2022.10.09 読売新聞 苅部直 2022.10.22 秋田魁新報 斎藤貴男 2022.10.22 陸奥新報 千野帽子 2022.11.12 毎日新聞 橋爪大三郎 2023.01.01 週刊仏教タイムズ

特集:吉永進一

吉永進一(1990)「ウィリアム・ジェイムズの心霊研究」 宗教哲学研究 7https://doi.org/10.20679/sprj.7.0_85 吉永進一(1993)「心理学と有神論:ウィリアム・ジェイムズの場合」 宗教哲学研究 10https://doi.org/10.20679/sprj.10.0_68 吉永進一(1994)…

いただきもの:星野靖二(2012)『近代日本の宗教概念:宗教者の言葉と近代』

古書店での高騰を嘆いていたところ、なんと著者さまからご献本いただいてしまいました。 誠に恐縮です。もはや入手不可能な価格になっていた。/ 星野靖二『近代日本の宗教概念──宗教者の言葉と近代』 有志舎、2012年 / 1件のコメント https://t.co/YG8em5Ox…

借りもの:イヴォンヌ・カステラン(1954/1987→1993)『心霊主義―霊界のメカニズム』

心霊主義―霊界のメカニズム (文庫クセジュ)作者:イヴォンヌ カステランメディア: 新書 まえがき 第一章 心霊主義の誕生と定義 第二章 霊媒 第三章 アラン・カルデックと心霊主義哲学 第四章 アラン・カルデック以後の心霊主義(1870年から今日まで) 第五章 …

小特集:大田俊寛

大田俊寛(2009)『グノーシス主義の思想―“父”というフィクション』春秋社 大田俊寛(2011)『オウム真理教の精神史―ロマン主義・全体主義・原理主義』春秋社 大田俊寛(2013)『現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇 (ちくま新書)』ちくま新書 大田俊寛(…

お買いもの:大田俊寛(2013)『現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇』

現代オカルトの根源:霊性進化論の光と闇 (ちくま新書)作者:大田 俊寛発売日: 2013/07/10メディア: 新書筑摩書房 現代オカルトの根源 ─霊性進化論の光と闇 / 大田 俊寛 著 第1章 神智学の展開 神智学の秘密教義―ブラヴァツキー夫人 大師のハイアラーキー―チ…

拾い物:ベルクソン関連文献

杉山直樹(2000)「持続と呼びかけ:二つのベルクソニスム」徳島大学総合科学部人間社会文化研究 7https://ci.nii.ac.jp/naid/110000555790 岩田文昭(2000)「フランス・スピリチュアリスムの宗教哲学」博士論文https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dsp…

山崎 亮(2002)『デュルケーム宗教学思想の研究』

総特集:ベルクソン。デュルケーム宗教学思想の研究作者:山崎 亮発売日: 2002/01/01メディア: 単行本 序章 デュルケーム宗教論の現在 1 デュルケーム宗教論の思想的位置 1 デュルケーム宗教論の思想的立場──合理論 2 デュルケーム宗教論形成への影響 3 同時…

イーヴリン・アンダーヒル(1911→1990/2016)『神秘主義』

『二源泉』第三章「動的宗教」における参照物。第二部だけの抄訳。 この著者には ほかにもいくつか邦訳がある。 イヴリン・アンダーヒル(→2015)『実践する神秘主義: 普通の人たちに贈る小さな本』 イヴリン・アンダーヒル(→2017)『内なる生』 神秘主義―…

小関藤一郎編訳(1983)『デュルケーム宗教社会学論集』

数十年ぶり(?)。これはいい論文集。 訳者には下記単著あり: 小関 藤一郎(1978)『デュルケームと近代社会 (1978年) (関西学院大学研究叢書〈第39篇〉)』法政大学出版局 デュルケーム宗教社会学論集 (1983年)作者:小関 藤一郎メディア: - スペンサーの宗教…

お買いもの:菊地章太(2014)『エクスタシーの神学:キリスト教神秘主義の扉をひらく』

『二源泉』用。https://contractio.hateblo.jp/entry/20200410/p6エクスタシーの神学: キリスト教神秘主義の扉をひらく (ちくま新書)作者:菊地 章太発売日: 2014/12/08メディア: 新書 プロローグ──教会公認エクスタシー 第一章 傷つける愛──14世紀の聖女カテ…

お買いもの:チャールズ・テイラー『今日の宗教の諸相』

総力特集:アンリ・ベルクソン。https://contractio.hateblo.jp/archive/2020/04/10 https://contractio.hateblo.jp/archive/2020/06/16 1999年にテイラーがギフォードレクチャーでおこなった講演に基づくもの。 論評されているジェイムズ『宗教的経験の諸相…

沼尻正之(1995)「世俗化論・再考」

拾いもの。 沼尻正之(1995)「近代社会における「宗教」の位置:世俗化論・再考」 ソシオロジ40(1)https://ci.nii.ac.jp/naid/130005396058 0 はじめに 1 脱魔術化・脱宗教化・世俗化 2 脱教会化としての世俗化 3 世俗化論の諸前提 4 世俗化論の妥当性 5 お…

特集:宗教現象学

宗教学は「行動科学 vs. 現象学」代理戦争の戦場のひとつ。 中野 毅(2001)「宗教研究と現象学:宗教現象学と現象学的社会学の相関性をめぐって」 Sociologica 25(1/2), A23-A55, 2001-03, 創価大学https://ci.nii.ac.jp/naid/110006608837 藤原聖子(2011…

中野 毅(2001)「宗教研究と現象学:宗教現象学と現象学的社会学の相関性をめぐって」

拾いもの。 中野 毅(2001)「宗教研究と現象学:宗教現象学と現象学的社会学の相関性をめぐって」 Sociologica 25(1/2), A23-A55, 2001-03, 創価大学https://ci.nii.ac.jp/naid/110006608837 一 はじめに 二 宗教学と宗教現象学 (一) ワッハの宗教学 (二…

ウィリアム・ジェイムズ(1902)『宗教的経験の諸相:人間性の研究』

これもまた「ニューソート」の基本書のひとつ。 William James, The Varieties Of Religious Experience: A Study In Human Nature, 1902. 原文:The varieties of religious experience; a study in human nature. Being the Gifford lectures on natural r…