ルーマン(1975)「システム理論・進化理論・コミュニケーション理論」

本日の通勤読書。

Soziologische Aufklaerung II. Aufsaetze zur Theorie der Gesellschaft

Soziologische Aufklaerung II. Aufsaetze zur Theorie der Gesellschaft

asin:3531166379
Luhmann: the Differentiation of Society (Cloth)

Luhmann: the Differentiation of Society (Cloth)

I [理論構想の比較の対象: ルーマンの社会理論構想のライバルたち]

II [新しい社会理論が満たすべき条件と手がかりとなる三つの理論]

  • 各理論とも self-implication 問題が登場し、それぞれのやり方で解いている。
(1) システム理論
  • 〈全体/部分〉図式、〈環境/システム〉図式、〈要素/関係〉図式
  • ジンメルマルクス
  • self-implication 問題への対処:
(2) 進化理論
  • variation | selection | retention or stabilization :進化=三つの機能の分化と協同による構造変形
  • self-implication 問題への対処: 「三つのメカニズムの分化とサブシステムへの割り当て」による説明
    • →「進化のスタート地点」に関心を持つことをやめることができる。
(3) コミュニケーション理論
  • reflexivity(コミュニケーションについてのコミュニケーション)の機能とは何か。
  • self-implication 問題への対処:

III [三つの自己参照的理論を組み合わせて使うことの含意]

弁証法との対比で。

適用の例
  • (1)【社会分化】
  • (3)【社会文化進化】

IV []