ヴォルフガング・イーザー(1976)『行為としての読書:美的作用の理論』

  • I 問題領域──文学の解釈は意味論と語用論のどちらにかかわるか
    • A 部分芸術対普遍的解釈
    • B 作用美学理論のための予備考察
      • 1 読者に準拠した観点と伝統的な反論
      • 2 さまざまな読者概念と〈内包された読者〉の概念
      • 3 精神分析から見た文学の作用理論
  • II 機能史から見た文学のテクストモデル
    • A テクストのレパートリィ
    • B テクストのストラテジー
  • III 読書の現象学
    • A テクスト理解の行為
    • B 読書過程における受動的綜合

  • IV テクストと読者の相互作用
    • A テクストと読者の不均衡
    • B 構成行為の推進力
      • 1 予備考察
      • 2 空所は結合の可能性が除去されたところに生じる
      • 3 空所の機能構造
      • 4 相互作用構造の歴史的分化
      • 5 否定
      • 6 否定性

取り上げられている文学作品(+参照文献)

I-A 部分芸術対普遍的解釈

1 ヘンリー・ジェイムズの『絨毯の模様』──序論にかえて
2 古典的解釈規範

I-B 作用美学理論のための予備考察

VI-A テクストと読者の不均衡

1 相互作用の諸条件
  • ジョーンズ&ジェラード『社会心理学の基礎』:四種の偶然性による相互作用の分類
  • ロナルド・デイヴィッド・レイン、フィリプソン&リー, 1966, Interpersonal perception : a theory and a method of research

VI-B 構成行為の推進力

2 空所は結合の可能性が除去されたところに生じる
  • 注10:ギュルビッチ。「なめらかな連続 good continuation」
  • 320 シクロフスキー
  • 注12&15 サルトル『イマジネール:想像力の現象学的心理学』
  • 324 ジョン・ヘンリー・ニューマン(1848)『Loss and Gain』。問題小説の例。
  • 注18 クラカウワー
  • 330 注19 アイヴィ・コンプトン=バーネット:第三の例。
3 空所の機能構造
4 相互作用構造の歴史的分化
5 否定
6 否定性