いただきもの:赤堀三郎(2021)『社会学的システム理論の軌跡:ソシオサイバネティクスとニクラス・ルーマン』

ありがとうございます。

社会学的システム理論の軌跡―ソシオサイバネティクスとニクラス・ルーマン | 春風社 Shumpusha Publishing

いただきもの:丸山文隆(2021)「ハイデッガーの超越論的な思惟の道」

脱稿&提出おめでとうございます。

  • 丸山文隆(2021)「ハイデッガーの超越論的な思惟の道」(博士学位請求論文)
  • 序章
    • 第1 節 存在の意味への問いの内実と射程とを解釈するという課題
    • 第2 節 ハイデッガーの超越論的な思惟の道

第一部 『存在と時間』は何をどこまで明らかにしたか

  • 第一章 『存在と時間』における超越論的問題設定について
    • 第3節 『存在と時間』は何をどこまで明らかにしたものであったのかという問いについて

第二部 存在の意味への問いと有限性

第三部 超越論的な思惟と無の形而上学

  • 結論

借りもの:ジョセフ・マーフィ(1963)『眠りながら成功する』/青木理(2016)『日本会議の正体』

総特集:自己啓発
3/10 まで。

お買いもの:木下 順(2000)『アメリカ技能養成と労資関係:メカニックからマンパワーへ』

総特集:自己啓発
パートのお仕事と朝カル「哲学講義」用。



  • はしがき
  • 本書の課題と構成

第I部 メカニック教育

第II部 工学教育

  • 第5章 メンデンホール改革
  • 第6章 テイラーと工学教育
  • 第7章 「マン・パワー」の発生

第III部 職業教育運動

  • 第8章 機械工国際組合の攻勢
  • 第9章 ダグラス委員会
  • 第10章 フィッチバーグ・プラン
  • 第11章 公立トレイド・スクール
  • 第12章 産業教育促進全国協会
  • 終 章 総括と展望章
  • あとがき

増田泰子(2000)「高度経済成長期における「自己啓発」概念の成立」

本日もひとさまのおかげで論文が読めまする。

 本論文は企業の内部における霰業能力の評価制度と能力開発の関連について、戦後の日本企業の中で査定を通じた労務管理システムと教育訓練とが結びついていく過程を明らかにしようとするものである。このため1970年代以降の企業内教育の中で重要視されてきた「自己啓発」という語に注目し、この語によって表わされる一連の行為や規範を「自己啓発」概念として、その成立過程を1960年代の企業経営者および管理者の意思決定の経緯に沿って分析した。
 「自己啓発」概念は高度成長期の労働力の変化に対応しようとする中で、賃金体系を柔飲な連用が可能な「職務遂行能力」に基づくものに改める過程で成立した。それは潜在能力の発見-能力の開発-業績としての能力の発揮という「プロセスとしての能力」を前提としており、教育訓練を賃金や昇追と結びついた労務管理システムの中に組み込んでいき、70年代以降の「日本的経営」の中で機能してきたのである。
キーワード:企業内教育、労務音理、仕耳競争モデル、内部労働市場、日本的経営

  • 1. 企業内教育における「業務遂行能力」の問題
  • 2. 企業内教育の歴史と「自己啓発」概念
    • 2-1. 企業内教育の構造変化の時期
    • 2-2. 「自己啓発」概念の仮定
    • 2-3. 経営者と銀行における「自己啓発
  • 3. 経済変動と労働力需給の変化の時代に
  • 4. 労務管理の模索と「自己啓発」概念の成立
    • 4-1. 「ミドル・マネジメントの役割
    • 4-2. 雑誌「経営者」における教育訓練記事の変化
  • 5. システムの中の教育〜今後の課題