GdG第1章第8節「エコロジー問題」。
「組織はメディアだ」とか。「稀少性」とか。
エコロジーの社会理論―現代社会はエコロジーの危機に対応できるか?
- 作者: N.ルーマン,Niklas Luhmann,土方昭
- 出版社/メーカー: 新泉社
- 発売日: 1992/10/01
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- 作者: ニクラスルーマン,春日淳一
- 出版社/メーカー: 文眞堂
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第9章「メディアと組織」:
I
- 「階層構造」が〈形式〉であるとすれば、〈メディア〉に相当するものは何か。
- 「動機付け」が造形可能な〈メディア〉だとすると、リジッドな成員規則[=形式?]によって形作られるゆるく結合した〈要素〉は何か。
- 貨幣が〈メディア〉であるとすると、それに適した〈形式〉は何か。
II
- 組織は〈形式〉である。(貨幣メディアに対して)
III
- しかしなぜ、人々は貨幣を固定するために組織を利用するのだろうか。
- 予算化された地位の体系:「労働の用意」と「指示への服従」を購入するために、貨幣が投入される
- 〈地位|地位の編成|一定の地位の意思決定〉:〈メディア|リジッドな構造[=形式?]|結合を解除された要素〉
IV
- 「組織」が〈地位メディア〉であるとすると、いかなる剛性がこのメディアをつなぎ止めるのか:技術、市場圧力、心的剛性‥‥
- 「心的剛性」[=形式?]は、「動機付け」の、「組織」という〈メディア〉に対する関係である。
V
- 機能的に分化した全体社会は、全体社会と組織の差異を用いて自らを再生産する。
- 組織は貨幣に依存する。諸機能システムは組織に依存する。したがって諸機能システムは、経済に依存する。
【追記】20061114
http://d.hatena.ne.jp/contractio/20061114