ひとさまに複写していただいた論文を俺が読むスレ。(略称なし)
ルーマンが、死ぬ三年くらい前にウィーンでおこなったフッサール記念講演を巡る論考2本を車中にて拝読。
- 村中知子(2001),「間主観性とコミュニケーション──ルーマンと現象学」, 『茨城大学政経学会雑誌』71, p.73-85
- 金子雅礼(2003),「ルーマン理論と現象学」(書評論文:Niklas Luhmann,Die neuzeitlichen Wissenschaften und die Phanomenologie), 『京都社会学年報』11
http://www.socio.kyoto-u.ac.jp/kjs/kjs11.html
論文書くときは──「比較にならないくらい文句なくずっとよい」というほどでもない内容のときは──先行研究をちゃんとフォロー&言及しましょう。>2番目のひと
村中さんのやつは、第16回現象学社会科学会(1999)で報告した奴のリライト。「俺はこれを聞きにこんな山の上まで来たのか」と憔悴させられたあの報告が ちゃんと「リライト」してあってえらいと思いました。
そういやこのときは、ゲストコメンテイターで来てた大庭さんに 質疑応答批判が集中してて、質疑時間の最後に「おまえらいいかげんにしろ」(大意)とイカった。という記憶が。