涜書:ルーマン『社会の法』

夕食後半。
そろそろ日射準備に専念しないとほんとにまずいですよ。

社会の法〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

社会の法〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)

ふたたびはじめからもういちど♪

  • 序言
  • 第1章:法理論はどこから出発すべきか
  • 第2章:法システムの作動上の閉鎖性
  • 第3章:法の機能

まで。


■まとめ

  • 〈社会システム〉とは、〈社会秩序の統一性〉を指すのに使われる名前である。
  • 〈統一性〉とは〈作動上の閉鎖性〉のことである。
    この〈統一性〉は、意味上のそれであって、因果的なものではない。「経験的なもの」の範囲──したがって「経験的」研究の範囲──を あらかじめ因果的なものに 限定して・切り縮めて してしまうと、〈社会秩序の統一性〉(つまり〈社会システム〉)は扱えない、ということになってしまう。そんなふうに限定するのはまずいし、また限定する必要もない。
  • 作動の連鎖は 観察よりも深いところで/観察の手前で ──法システムの場合であれば、〈妥当シンボル〉を介して──生じる。
    このテーゼは、「すべての作動は、そのつどの自己観察を介して接続する」という(現在のところ有力である)ルーマン解釈の否定になっていると思われるのだが。どうであろうか。


まぁこんなものはマニフェストでしかありませんが。

で? このマニフェストのもとで、どうやって研究しようと──経験的な作動を どうやって特定しようと──いうのですかルーマン先生。