Erlebnis

ベルネ/ケルン/マールバハ『フッサールの思想』

再訪。この本けっこうむつかしい。フッサールの思想作者: R.ベルネ,E.マールバッハ,I.ケルン,Rudolf Bernet,Eduard Marbach,Iso Kern,千田義光,徳永哲郎,鈴木琢真出版社/メーカー: 晢書房発売日: 1994/06メディア: 単行本この商品を含むブログ (5件) を見る…

三宅雄彦「政治的体験の概念と精神科学的方法(二)」

続き。 三宅雄彦(2000)「政治的体験の概念と精神科学的方法──スメント憲法理論再構成の試み(二)」 in 『早稲田法学』vol.74, p.677-743 http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/handle/2065/2393 ニ スメント憲法学説の全体構造 1 いわゆる精神科学的方…

涜書:ボルノー『ディルタイとフッサール』

あいかわらず『論研』も『真理と方法』も出てこない。かわりに(?)これが見つかったので読んでおく。ディルタイとフッサール―20世紀哲学の源流作者: オットー・フリードリヒ・ボルノー,高橋義人出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1986/02メディア: 単行本この…

三宅雄彦「政治的体験の概念と精神科学的方法(1)」

あらたいへん。続きもののうちの一本だというのに 100頁以上ありますよ。 博士論文ですかね。 三宅雄彦(1999)「政治的体験の概念と精神科学的方法(1)──スメント憲法理論再構成の試み」 in 『早稲田法学』http://dspace.wul.waseda.ac.jp/dspace/handle/206…

西原博史「統合と自由」とか。

西原博史(1993)「統合と自由──R・スメントの基本権論に関する覚書──」 in 『早稲田社會科學研究』(早稲田大学社会科学部学会) http://hdl.handle.net/2065/9856 ※参照文献: クルトゾントハイマー ワイマール共和国の政治思想―ドイツ・ナショナリズムの…

ルーマン『制度としての基本権』(1965)

というわけで改めまして。 『制度としての基本権』における「精神科学的なるもの」への批判について確認してみますよ。Grundrechte als Institution: Ein Beitrag zur politischen Soziologie作者: Niklas Luhmann出版社/メーカー: Duncker & Humblot GmbH発…

三宅雄彦「公法理論と価値秩序(2)」

承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20080828/p4 三宅雄彦(2002)「公法理論と価値秩序: 価値哲学と精神科学における法の現実化 (2) 」 in『早稲田法学』(早稲田法学会)77-3, p.99-124 これは面白かった。あとでまた読む。 スメントってウルトラにベ…

ルーマン「社会学の基礎概念としての意味」

「〈体験/行為〉図式はどこから来ましたか」問題。 承前:http://d.hatena.ne.jp/contractio/20080820#p1 Theorie der Gesellschaft oder Sozialtechnologie. Was leistet die Systemforschung? Essays on Self-Reference 批判理論と社会システム理論―ハー…

コミュニケーション-と-一般化したコード

〈体験/行為〉図式って、もとをたどればディルタイのもの*だと思うんだけど**、この点について論じた論文ってないのかな。 * 「生は、内側からは体験され/外からは行為としてみられる」(大意)とか。「生は 体験され/表現され/理解される」(大意)とか…

涜書:鏑木政彦『ヴィルヘルム・ディルタイ』

『The Philosophy of Social Research (Longman Social Research Series)』 第5章「The interpretative alternative」の絡みで。ヴィルヘルム・ディルタイ―精神科学の生成と歴史的啓蒙の政治学作者: 鏑木政彦出版社/メーカー: 九州大学出版会発売日: 2002/0…

β〈体験〉という語の歴史について

http://d.hatena.ne.jp/contractio/20080926 / asin:4588001752 [p.88-]小見出しは勝手に入れたもの。 前ふり:「erleben」の二つの意味から出発して 〈Erlebnis 体験〉という語がドイツ語の文献の中に出現する事例を調べてみると、〈Erleben 体験する〉とい…