EdG

涜書:ルーマン『社会の教育システム』

例のマトリクス(http://d.hatena.ne.jp/contractio/20110710#p3)において、「子ども」は、第[2]象限に位置づけられている。というわけで、「真理」と「子ども」は、 認知的予期〜学習〜体験への還元〜形式としての知識 というベタなラインで比較可能である…

涜書:ルーマン『社会の理論』

WdG では『社会の経済』と被ってしまう... 社会の経済 社会の科学〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)、社会の科学〈2〉 (叢書・ウニベルシタス) 社会の法〈1〉 (叢書・ウニベルシタス)、社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス) Die Politik der Gesellschaft 社会…

涜書:鈴木弘輝「差異を大切に」

@knife0125 氏が参照していた論文を読むものである。 鈴木弘輝(2006)「差異を大切に ─実践としての社会システム理論に寄せて─」『未来心理』vol.6(モバイル社会研究所) http://modernphase.com/component/option,com_remository/Itemid,33/func,select/i…

涜書:ルーマン「社会的秩序は如何にして可能か」/ルーマン&ショル「教育が可能であるとはどういうことか」

どっちも1981年。 社会システム理論の視座作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,佐藤勉出版社/メーカー: 木鐸社発売日: 1985/07/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (13件) を見る 社会システム理論の視座 Gesellschaftsstruk…

涜書:ルーマン&ショル「教育が可能であるとはどういうことか」

ひとさまに複写していただいた文献を読む昼下がり。 N. ルーマン/K-E. ショル「教育が可能であるとはどういうことか?──教育科学の科学社会学的分析」下地秀樹・太田 明・山崎鎮親 訳、東京大学教育学部 教育哲学・教育史研究室紀要 1992年6月 Niklas Luhma…

翻訳論文集に勝手に おかしなタイトルを付ける者に災いがありますように。

@knife0125 氏の修士論文と併せて、〈社会化/教育〉区別などを中心に確認読み。 この区別は なにしろ『社会システムたち』にも出てくるくらいなので、ルーマンの中ではマイナートピックとはいえない。目次と索引を見るだけで明らかなように、これは──パーソ…

涜書:ルーマン『社会の教育システム』

昼食。 第一章 人間と社会 第二章 社会化と教育 第七章 自己記述 陶冶とは偶発性定式である[p.256]。 再記述ていうのは再記述と新記述のこと♪ [p.272] 1&2章は「社会分化──いまのばあいは教育の分化──の前提は〈子供の誕生〉である」(大意)ことの確認に…

涜書:ルーマン「行政学における機能概念」/『社会の教育システム』

朝食前半。 Niklas Luhmann, "Der Funktionsbegriff in der Verwaltungswissenschaft", Verwaltungsarchiv 49 (1958), pp. 97-105 ちょっと自信ない──し、つづけて検討が必要だ──が、ここで「決定」と言われているのは、『社会的システムたち』の〈システム…

納涼トッシキ祭り:ルーマン「単純な社会システム」/『社会の教育システム』

残業後の遅い夕食。毎度再訪。 『社会の教育システム』第1章「人間と社会」、第4章「授業」、5章「教育システムの分化」 ニクラス・ルーマン[1972→1986]、「単純な社会システム」in 『社会システムと時間論―社会学的啓蒙 ニクラス・ルーマン論文集3 (ニ…

納涼トッシキ祭り:ルーマン『社会の芸術』『社会の法』『社会の教育システム』

知覚について:『社会の芸術 (叢書・ウニベルシタス)』第1章 相互行為について:『社会の法〈2〉 (叢書・ウニベルシタス)』第7章/『社会の教育システム』第4章 > http://socio-logic.jp/baba/preview/kunst.php http://socio-logic.jp/baba/preview/rech…

涜書:ルーマン『社会の教育システム』

昼食。昨日の研究会で、「教育社会学においては、授業や学習を相互行為として捉える、というやりかたはメジャーな流儀ではなかった」(大意)という驚天動地の知見を得たので、──次回論者と会うときの準備として──再読しておく。社会の教育システム作者: ニ…

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社会の教育システム作者: ニクラスルーマン,Niklas Luhmann,村上淳一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2004/09/01メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (30件) を見る2002年死後刊行。 第一章 人間と社会 第二章 社会化と教育 第三章 …

04 偶発性定式による自己記述の可能性

isbn:9784130100984 訳者による見出し: 01 〈差異の一体性〉としてのシステム 02 旧ヨーロッパ的・身分制的な〈自然への依拠〉 03 自然を始めとする〈理念〉の無力化 04 〈不確定性定式〉による自己記述の可能性 05 〈カリキュラム改訂としての改革〉と啓発…