2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

涜書:ギルバート・ライル(1954)『ジレンマ』

シンポジウム準備研究会準備。http://d.hatena.ne.jp/contractio/20140301 1953年にケンブリッジ大学でおこなわれた講演の記録。邦訳は1997年刊行。 今回は第7章「知覚」。 ジレンマ―日常言語の哲学 (双書プロブレーマタ (3-3))作者: ギルバート・ライル,篠…

涜書:松沢裕作(2013)『町村合併から生まれた日本近代』

返却期限2月12日 町村合併から生まれた日本近代 明治の経験 (講談社選書メチエ)作者: 松沢裕作出版社/メーカー: 講談社発売日: 2013/11/12メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (12件) を見る ISBN:B00HCB85HU はじめに 境界をもたない社会…

涜書:エツィオーニ(1964)『現代組織論』

パートのお仕事。ISBN:B000JA7VQC 1964年刊行。邦訳1967年。 ルーマンの『公式組織の機能とその派生的問題 上巻』(ISBN:4787796119)と同じ年。 大テーマ課題章タイトルと小見出し内容 主題と構成の提示第1章 合理性と幸福──組織のディレンマ テーマ1:組…

涜書:バーテルソン(2001)『国家論のクリティーク』

パート準備。 2001年刊行。邦訳2006年。 国家論のクリティーク作者: イェンスバーテルソン,Jens Bartelson,小田川大典,乙部延剛,五野井郁夫,青木裕子,金山準出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/08/30メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ…

涜書:久米ほか(2003)『政治学』

パート仕事の準備。 本日は 第2部「統治の効率」を中心に。 asin:4641053685 http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/4641053685 2011年に改訂版が出ていた。 asin:4641053774 http://www.yuhikaku.co.jp/books/detail/9784641053779 序章 第1部 統治の正…

涜書:ポーター(1995)『数値と客観性』

読書会があると聞いて。http://www.facebook.com/events/624793710874913/ 著者のもう一冊の本には邦訳がある:『統計学と社会認識―統計思想の発展 1820‐1900年』 数値と客観性――科学と社会における信頼の獲得作者: セオドア・M・ポーター,藤垣裕子出版社/メ…

お買いもの:ポーター(1995)『数値と客観性』

読書会があると聞いて。http://www.facebook.com/events/624793710874913/ ISBN:4622077817 原著: Theodore M. Porter, 1995, Trust in Numbers: The Pursuit of Objectivity in Science and Public Life (Princeton Paperbacks) ISBN:0691037760 版元:htt…

涜書:カール・シュミット(1967)「価値の専制」

読書会があると聞いて。http://twipla.jp/events/78603 1959年エブラッハ研究会。 カール・シュミット「価値の専制──価値哲学に対する一法学者の省察」(森田寛二訳) Carl Schmitt, 1967, Die Tyrannei der Werte in カール・シュミット著作集 2(1936ー1970…

リントン・フリーマン(2004)『社会ネットワーク分析の発展』

パートのお仕事用。社会ネットワーク分析の発展作者:リントン・クラーク フリーマンNTT出版Amazon http://www.nttpub.co.jp/search/books/detail/100001767 訳者によるサポートページ:http://rtsuji.jp/jp/devsocnet/ 第01章 イントロダクション 第02章 前…

いただきもの:毛利康俊(2014)『社会の音響学:ルーマン派システム論から法現象を見る』

rec

ありがとうございます。お疲れ様でした。 5年以上にわたった毛利さんに単著を書かせる会の活動もこれにて終了。わたくしの「あとがきだけ登場」人生も長くなりましたが、法哲学分野の書籍は今回がはじめてです http://d.hatena.ne.jp/contractio/20090810#p…

涜書:竹中『組織の理論社会学』

asin:4830947888調査系の組織研究が ほとんど登場しない。あまりに登場しなさすぎてびっくりするくらい登場しない。 たとえばグールドナーの文献は3つ載っているが、そこには石膏工場のフィールドワークは入っていない(!)。しかも3本のうちの一本は危機…

第2章「交換理論」

第1章「小集団研究の回顧」

1-1 小集団研究の意義 p.3 ベイルズとホーマンズそれぞれによる定義。 Bales 1950小集団とは、「単一のあるいは継続して持たれる対面的集会において、相互に作用しあっている人々のことであって、その際、集団の各成員は他の成員一人一人についてかなり明瞭…

涜書:青井和夫(1980)『小集団の社会学』

再訪。 まえがき 第1章 小集団研究の回顧 一 小集団研究の意義 1 小集団研究と社会学 2 小集団の定義 3 小集団という用語の必要性 二 小集団研究の歴史的概観 1 小集団研究の前史(1)創成期(2)拡散期 2 小集団研究の確立期(1) ホーソン実験(2) ソシオメトリ…

お買いもの:池田ほか(2010)『社会心理学』

ひたすらパート準備。 社会心理学 (New Liberal Arts Selection)作者: 池田謙一,唐沢穣,工藤恵理子,村本由紀子出版社/メーカー: 有斐閣発売日: 2010/09/27メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 4人 クリック: 28回この商品を含むブログ (8件) を見る http:…

お買いもの:バーテルソン(2001)『国家論のクリティーク』

2001年刊行。邦訳2006年。 国家論のクリティーク作者: イェンスバーテルソン,Jens Bartelson,小田川大典,乙部延剛,五野井郁夫,青木裕子,金山準出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/08/30メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (20件) を見…

お買いもの:エチオーニ(1961)『組織の社会学的分析』(1964)『現代組織論』/ロービア(1959)『マッカーシズム』

これパートのお給金だと完全に足が出てるんですが(哀 1961年刊行。邦訳1966年 組織の社会学的分析 (1966年)作者: A.エチオーニ,綿貫譲治出版社/メーカー: 培風館発売日: 1966メディア: ?この商品を含むブログ (1件) を見る 1964年刊行。邦訳1967年。 現代組…

涜書:マクウェール&ウィンダール(1981)『コミュニケーション・モデルズ』

コミュニケーション・モデルズ―マス・コミ研究のために作者: D.マクウェール,S.ウィンダール,山中正剛,黒田勇出版社/メーカー: 松籟社発売日: 1986/08メディア: 単行本この商品を含むブログを見る

涜書:原『キングダム33』/栗原『怨み屋本舗Revenge 8』

ひとつの山場にさしかかっております。31から再読。キングダム 31 (ヤングジャンプコミックス)作者: 原泰久出版社/メーカー: 集英社発売日: 2013/07/19メディア: コミックこの商品を含むブログ (7件) を見るキングダム 32 (ヤングジャンプコミックス)作者: …

カッツ&ラザースフェルド(1955→1965)『パーソナル・インフルエンス』

パーソナル・インフルエンス―オピニオン・リーダーと人びとの意思決定 (1965年)作者: E.カッツ,P.F.ラザースフェルド,竹内郁郎出版社/メーカー: 培風館発売日: 1965メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログを見る

井垣章二(1959)「書評:カッツ&ラザースフェルド『パーソナル・インフルエンス』

パートのお仕事。 この書評はよいです。 井垣章二(1959)「紹介・書評 Elihu Katz and Paul F. Lazarsfeld: Personal Influence The Part Played by Pepole in the Flow of Mass Communications―主としてその調査法との関連において」(人文学 42) - WebOP…

お買いもの:ズナニエツキ(1927)「社会学の主題」/ズナニエツキ(1934)『社会学の方法』

『主題』は1927年の論文の邦訳。邦訳刊行1971年。 なんと訳書の巻末に原文がついている。 原文無しのが1969年にいったん出版されて、その後1971年に原文つきのが刊行された模様。 F・ズナニエツキ『社会学の主題』(内藤 昭 訳)八千代出版1971.4Florian Zn…

おかいもの&涜書:堀 喜望(1954)『文化人類学』

パートのお仕事。ラドクリフ=ブラウンいまだ見つからず。 1954年刊行物。届いたのは1981年19刷。 文化人類学―人間と文化の理論 (1954年) (新文化叢書)作者: 堀喜望出版社/メーカー: 法律文化社発売日: 1954メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見る asi…

阪神・淡路大震災

19周年。 http://d.hatena.ne.jp/contractio/____0117 私が東京に引っ越したら数年以内に関東大震災IIが起きるであろう と予言して幾星霜。毎年言ってればいつか当たる。 ていうかいよいよホントに今年じゃないかなー。

いただきもの:多田光宏(2014)『社会的世界の時間構成』

rec

ありがとうございます。 驚きの911グラム。驚きの613頁。驚きのハーベスト価格4800円。 7.8円/頁そして驚きの郵送料 340円。 社会的世界の時間構成―社会学的現象学としての社会システム理論作者: 多田光宏出版社/メーカー: ハーベスト社発売日: 2014/02メデ…

Stephen Turner & Jonathan H. Turner「不可能な科学」

PTS

The Impossible Science: An Institutional Analysis of American Sociology (SAGE Library of Social Research)作者: Stephen P. Turner,Jonathan H. Turner出版社/メーカー: SAGE Publications, Inc発売日: 1990/07/17メディア: ペーパーバックこの商品を…

いただきもの:浦野(2014)「発達障害者のアイデンテイテイ」

ありがとうございます。 浦野 茂(2014)「発達障害者のアイデンテイテイ」(社会学評論64-3) 1 問題の所在 2 事例について 3 困難の語りを導き出す 4 練習の資源としての物語 5 すれ違いを誤解として捉え返す 6 理解を要求する 7 発達障害者のアイデンティ…

涜書:コーザー(1984)『亡命知識人とアメリカ』

パート仕事の準備。asin:4000020862 1984刊行。邦訳1988年。邦訳がすぐに出ているところに、この論題への関心の高さがうかがわれます。 著者は1913年ベルリン生まれ。この本を出した時は70超えてますな。 まえがき 感謝のことば I 序論 II 心理学と精神分析 …

涜書:新明正道(1967)『社会学的機能主義』

パートタイム社会学の準備続き。ラドクリフ=ブラウンいまだ見つからず。 代わりに(?)見つかったこの本を。1967年刊行物。 刊行当時著者69 or 70才。1967年度末まで中央大学教授。1968年度から立正大学教授。 社会学的機能主義 (1967年)作者: 新明正道出版社/…

涜書:荒畑靖宏(2009)『世界内存在の解釈学』

何もする気が無くなったのでハイデガー本読む。 久々に再訪。 二年ぶり三回目。http://d.hatena.ne.jp/contractio/20111216 世界内存在の解釈学―ハイデガー「心の哲学」と「言語哲学」作者: 荒畑靖宏出版社/メーカー: 春風社発売日: 2009/04/01メディア: 単…