2023-01-01から1年間の記事一覧

スタンリー・フィッシュ(1980)『このクラスにテクストはありますか:解釈共同体の権威3』

記事一覧 https://contractio.hateblo.jp/archive/2023/08/03 このクラスにテクストはありますか (解釈共同体の権威)作者:スタンリー フィッシュみすず書房Amazon 文体論とは何か なぜ彼らはそんなにばかなことを言っているのか 常態、直義的言語、直接的言…

I. A. リチャーズ(1924)『文芸批評の原理』/(1929)『実践批評』

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 『実践批評』は、学生に作者とタイトルを伏せて詩を論評させたレポートを著者が教師として論評したもの。現在ではコンプラにひっかかりそう。 訳者による勝手な大工事が施されていたり…

山元隆春(2005)『文学教育基礎論の構築:読者反応を核としたリテラシー実践に向けて』

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 文学教育基礎論の構築―読者反応を核としたリテラシー実践に向けて作者:山元 隆春溪水社Amazon http://www.keisui.co.jp/cgi/isbn.php?isbn=ISBN978-4-86327-305-4 はじめに 序章 文学…

前田愛(1973/1993/2001)『近代読者の成立』

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 近代読者の成立 (岩波現代文庫 文芸 32)作者:前田 愛岩波書店Amazon 1 天保改革における作者と書肆(1960) 001 2 明治初期戯作出版の動向―近世出版機構の解体(1963/1964) 041 3 鴎…

石原千秋(2009/2021)『読者はどこにいるのか:書物の中の私たち/読者論入門』

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 読者はどこにいるのか--書物の中の私たち (河出ブックス)作者:石原 千秋河出書房新社Amazon 文庫版:ISBN:4309418295 第一章「読者がいない読書」 第二章「なぜ読者が問題となったのか…

大橋洋一(1995)『新文学入門―T・イーグルトン『文学とは何か』を読む』

記事一覧:2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 新文学入門―T・イーグルトン『文学とは何か』を読む (岩波セミナーブックス)作者:大橋 洋一岩波書店Amazon https://www.iwanami.co.jp/book/b258123.html 第1講 メニッポス的風刺の誘…

ロバート・C・ホルブ(1984)『空白を読む:受容理論の現在』

文學界連載の準備のために15年ぶりくらいに手に取りました。 記事一覧2023-08-03から1日間の記事一覧 - 呂律 / a mode distinction 「空白」を読む―受容理論の現在作者:R.C. ホルブ勁草書房Amazon Robert C. Holub, Reception Theory (New York and London, …

テイラー(1989)『自己の源泉:近代的アイデンティティの形成』読書会

自我の源泉―近代的アイデンティティの形成―作者:チャールズ・テイラー名古屋大学出版会Amazon 版元:自我の源泉 « 名古屋大学出版会 20230802(水) 第I部 アイデンティティと善 20230809(水) 第II部 内面性 20230817(木) 第III部 日常生活の肯定 202308…

「特集:社会学と因果推論」(『理論と方法』 34-1, 2019)

研究会の準備。 筒井淳也・大久保将貴「特集 社会学と因果推論」 https://doi.org/10.11218/ojjams.34.18 大久保将貴「因果推論の道具箱」 https://doi.org/10.11218/ojjams.34.20 筒井淳也「計量社会学と因果推論:観察データに基づいた社会の理解に向けて…

山田竹志博士論文執筆準備進捗報告互助会36

【告知】酒井泰斗 書評準備作業進捗報告会(2023年5-10月)の参加者募集を開始します

7月末に開催される合評会発表用草稿とその後の原稿化作業の進捗報告会への参加者を若干名募集します。 書評対象: 大澤絢子『〈修養〉の日本近代』 NHK出版、2022年 合評会開催日: 2023年7月30日(日)主催者告知記事 開催形態: 都内会議室+ZOOM 開催日 …

第6回「メディア宗教」公開研究会 大澤絢子著『「修養」の日本近代』書評会

※参加受付を開始しました(2023.6.13追記) passmarket.yahoo.co.jp 評者にご指名いただいた合評会の主催者告知が出ました:第6回公開研究会 - 「メディア宗教」研究会 みんな来てね♪「修養」の日本近代: 自分磨きの150年をたどる (NHKブックス 1274)作者:大…

第三回科学社会学会年次大会(2014年度)「ルーマンのリスク論再考」セッションへのコメント

9年前に、林真理さんに、会への反応をいただいていたことに今気が付きました。ご来場どうもありがとうございました。残念ながら、どんな前提を採用すると以下のような推論のステップを踏めることになるのかまったく想像が出来なくて、たいへん苦しんでいま…

今月の50冊

21世紀の文化人類学: 世界の新しい捉え方 (ワードマップ) 前川 啓治 381p ISBN:4788515822 AD HD、LDがある子どもを育てる本 (健康ライブラリーイラスト版) 月森 久江 102p ISBN:4062594293 NHK「100分de名著」ブックス フランクル 夜と霧 諸富 祥彦 16…

お買いもの:神崎宣次・佐藤靜・寺本剛 編(2023)『倫理学』

倫理学 (3STEPシリーズ 5)昭和堂Amazon 第1章 功利主義・義務論・徳倫理学――倫理学の主要理論(岡本慎平) 第2章 道徳感情論――ヒュームとスミスの倫理思想を学ぶ(林 誓雄) 第3章 社会契約論――何に同意するのが理にかなっているのか(中村隆文) 第4章 …

工藤郁子 単著執筆準備作業 進捗報告互助会

新規進捗報告互助会の参加者募集を開始します。 ㅤ 執筆者は工藤郁子さん、分野は公法学、テーマは統治機構の機械化です。

お買いもの:小川 卓(2022)『「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4』/木田和廣(2023)『できる逆引き:Googleアナリティクス4』

「やりたいこと」からパッと引ける Googleアナリティクス4 設定・分析のすべてがわかる本作者:小川 卓ソーテック社Amazonできる逆引き Googleアナリティクス4 成果を生み出す分析・改善ワザ 192作者:木田 和廣,できるシリーズ編集部インプレスAmazon

第19回 日米経営学史茶話会

https://contractio.hateblo.jp/entry/20230529/p1 次回開催日は 2023年7月24日(月) 19:30- です。 文献:佐々木 聡『科学的管理法の日本的展開』 有斐閣、1998年.版元:科学的管理法の日本的展開 | 有斐閣 範囲:第2章「外資系電機企業にみる科学的管理法…

哲学書を読むための論理学サマースクール(全4回、葛谷潤・富山豊)

地獄のスケジュールの合間に地獄のイベントを入れてしまった。 日時:2023年7月22日(土)、7月29日(土)、8月11日(金祝)、9月16日(土)13時00分開始・17時ごろ終了(予定) 場所:一橋大学国立キャンパス 参加希望者は担当者(濵本鴻志 ko.hmmt[at]gmai…

酒井泰斗+吉川浩満「非哲学者による非哲学者のための(非)哲学の講義」(2023年度第3期)

2021年4月からのシリーズでは、高校卒業程度の知識と学力のみを前提として、自己啓発書の古典を使った講読・演習講義をおこなっています。 会場は朝日カルチャーセンター新宿ですが、オフライン・オンライン併用で開催していますので 関東近隣以外にお住まい…

第2期 史料データセッション第24回

第2期 史料データセッション 第24回は、わたくしの資料提供で 7/16(日)午後に開催します。 「なぜナンパは最強の自己啓発なのか」と題し、2010年代の著作やブログ記事を資料として、「ナンパは自己啓発である」なる見解が述べられる際に、そこで〈自己啓発…

お買いもの:山田邦男編(2002)『フランクルを学ぶ人のために』

フランクルを学ぶ人のために世界思想社Amazon

総特集:言語行為論

連載の準備。 ジェフ・クルター(1979)『心の社会的構成:ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの視点』 ISBN:4788506319 ジェフ・クルター(1983)「連鎖分析におけるコンティンジェントかつアプリオリな構造」Jeff Coulter, “Contingent and A Prior…

ジェフ・クルター(1979)『心の社会的構成:ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの視点』

心の社会的構成―ヴィトゲンシュタイン派エスノメソドロジーの視点作者:ジェフ クルター新曜社Amazon 序 章 009 第1章 人間行為の規範的基盤 021 第2章 心の透明性―主観的現象の分析可能性 071 第3章 基本的経験の表現 125 第4章 「考え」について考えること …

串田秀也(2006)『相互行為秩序と会話分析:「話し手」と「共-成員性』をめぐる参加の組織化』

相互行為秩序と会話分析―「話し手」と「共‐成員性」をめぐる参加の組織化作者:串田 秀也世界思想社Amazon 第1章「相互行為秩序と会話分析」 1. はじめに 2. 相互行為の秩序 3. 文脈依存性を解消しないこと 4. 相互行為の「内部の」社会構造 5. 行為の記述と…

中村和生(2006)「成員カテゴリー化装置とシークェンスの組織化」

中村和生(2006)「成員カテゴリー化装置とシークェンスの組織化」, 年報社会学論集 vol. 19.https://doi.org/10.5690/kantoh.2006.25 1. 論理文法分析とMCD 2. 「レリヴァンス」と「手続き上の帰結」という二つの問題 3. 「手続き上の帰結の問題」に抗して …

三木那由多(2022)『グライス 理性の哲学:コミュニケーションから形而上学まで』

連載のための準備作業。 グライス 理性の哲学: コミュニケーションから形而上学まで作者:三木 那由他勁草書房Amazon 版元 はしがき i 第一章 グライスの生涯 001 第二章 日常言語に目を向ける 027 第三章 会話的推意の理論 051 第四章 会話的推意の理論とは…

夜のお仕事:UTDSセッション9

今週のデータセッションの資料。 演技と演出 (講談社現代新書)作者:平田 オリザ講談社Amazon 序章 演技とは何か? 演出とは何か? 第一章 イメージを共有する 第二章 意識を分散する 第三章 コンテクストを借り合わせる 第四章 観客の想像力を誘導する 第五…

借りもの:チャールズ・テイラー(1989→2010)『自我の源泉:近代的アイデンティティの形成』

読書会があると聞いて。古書価格1万超えになってますね。読書会のメンバーを若干名募集します。読むもの:チャールズ・テイラー『自我の源泉』(名古屋大学出版会)https://t.co/Bo2U3nFIVB日取り:8月2日,9日(以上水)、17日,24日,31日(以上…

エマニュエル・レヴィナス(1947→1987/2005)『実存から実存者へ』読書会 第12回

contractio.hateblo.jp レヴィナス読書会関係者の方へ。皆さま、こんにちは。当初の予定どおり20日(土)の22時から第11回を開催します。検討箇所は以下の通りです。よろしくお願いします・第1章「実存との関係と瞬間」 第2節「疲労と瞬間」第11段落 P63~※ち…